FXの取引を始める前に知っておくべき3つの基本

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FXの取引に興味を抱いている人が少なくありませんが、FXの取引を始める前に、知っておくべき基本的なことに以下の3つがあります。

1.実際の投資金より多い額の取引のできるレバレッジ

FXの取引はFX業者を通じて行うため、まず初めにFX業者の口座を開設します。そして、取引をするための資金となる「証拠金」を納付しなければなりません。証拠金というのは、一種の保証金のようなものであり、預けた金額の範囲内で取引ができます。

ただ、FXには「レバレッジ」という制度があり、最大で証拠金の25倍の取引ができます。仮に、レバレッジが25倍だったとすると、50万円の証拠金で1,250万円(50万円×25倍)の取引ができるということです。

従って、1ドル:100円の為替の時に50万円をドルに換える場合、レバレッジが25倍だと12万5,000ドルになります。そして、1ドル:101円のドル高になった時に円に換金すると、1ドルに付き1円の利益が出るため、12万5,000円の儲けになり、50万円の投資金が62万5,000円に増えます。

逆に、1ドル:99円になると、12万5,000円の損が出ます。

2.「売り」から始めることが可能

投資というのは、安い時に買って高くなったら売ることで、利益を取るのが常道です。ただし、それではFXの場合は円安傾向の時にしかドルを買って利益を得ることができません。つまり、円高傾向の時はFX取引が成り立たないということです。

ところが、FX取引では「売り」から取引を始めることができるため、円高傾向の時にも利益を狙うことができます。例えば、円高になると見込んだ場合、1ドル:100円の時にドルを売っておき、1ドル:99円になった時に買い戻せば、99円で買って100円で売ったのと同じことになり、1ドルに付き1円の利益が得られます。

このように、FXは円高・円安傾向に関係なく、利益を狙えることが大きな特徴の一つと言えます。

3.サラリーマンに適した夜間取引

サラリーマンは日中仕事をしているため、投資という面では値動きや取引情報を知ることができず、不利な環境にいます。ところが、FXは商品が為替という特徴から、24時間取引が可能になっています。

例えば、ニューヨーク市場で盛んに取引が行われる時間帯は、日本時間にすると夜の9時頃です。従って、仕事から帰って自宅で夕食を終えた頃に、取引時間を迎えることになります。FXなら、サラリーマンでも集中して取組むことができます。